鵞足炎とは？

大腿部から膝にかけて通る、縫工筋（ほうこうきん）、薄筋（はくきん）、半腱様筋（はんけんようきん）の三つの筋肉は膝関節下部内側の同じ場所に付着します。
この付着部を“鵞足”と呼び、ここで炎症が起きることを“鵞足炎”と呼びます。（図参照）

主にスポーツでの使い過ぎにより発症し、特に急な方向転換を行う様なスポーツで発症しやすいです。
またⅩ脚、偏平足は鵞足部に負荷がかかりやすく発症要因の一つとされます。

鵞足炎は、鵞足のあたりに痛みがピンポイントで生じている場合には、鵞足炎と診断することができます。
その他、超音波（エコー）検査によって膝の状態を明らかにすることも、診断や治療方針の決定に役立ちます。