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外側大腿皮神経痛がいそくだいたいひしんけいつうとは

外側大腿皮神経痛とは?



<病態>

外側がいそく大腿皮だいたいひ神経しんけいは、腰椎2~4番目から出る神経で、鼠経靱帯そけいじんたいの下を通り、太ももの前~外側の皮膚に繋がる感覚神経です。

外部からの圧迫や縫工筋ほうこうきんの過緊張などにより、鼡径靱帯と縫工筋の間から出る外側大腿皮神経が締め付けられて起こるしびれや痛みを『外側大腿皮神経痛』または『感覚異常性大腿神経痛』といいます。
上の図の部分で神経が圧迫されます。

「ヒリヒリ焼けつく」「ビリビリする」「電流が走る」ような痛みが出て、うつ伏せや仰向けで寝たり、膝や股関節を深く曲げる姿勢や動作で悪化することもあります。


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<原因>
一般的には、運動や仕事などによる筋肉への過剰な負荷が原因で起こると言われています。
また、ベルトやガードル、スパッツなどによる締め付け、窮屈なズボンや下着の着用、肥満、妊娠などによる鼠径部の圧迫が原因で起こることもあります。

しかし、同じように運動をしている人でも外側大腿皮神経痛になる人とならない人がいます。

その違いは何でしょう。

それは,大腰筋だいようきんちょう骨筋こつきん、縫工筋、さらに連結連動する筋・筋膜が、間違った体の使い方や習慣、悪い姿勢、骨盤・骨格のゆがみによって機能不全を起こし、周囲の筋を過緊張させてしまっていることです

<施術方法>
大腿神経や外側大腿皮神経の圧迫が 腰椎ようつい椎間板ついかんばんヘルニアによるものか、 筋肉の機能不全によるものかを見立て、 腰椎椎間板ヘルニアによるものであれば、それに対する施術を行ないます。
また、筋肉の機能不全によるものであれば、 大腰筋、腸骨筋、縫工筋の中から 神経を圧迫している筋肉を特定し、問題を起こしている筋肉を正常な状態に戻して、神経を解放します。

全身の状態を確認し、体の使い方や習慣、姿勢の問題、背骨や骨盤の歪みなどがあれば、それらをみつけて改善します。

このように患部の治療だけでなく、患部に負担を掛けている根本的な原因をみつけて、それも一緒に治療しなければ、いつまで経っても患部はなかなか治癒することができません。

<その他>
最近では、インターネットで調べれば、外側大腿皮神経痛の対処法はいろいろと出てきますが、それを参考にしたセルフケアが症状を長引かせてしまっているケースはとても多いです。
外側大腿皮神経痛は正しい見立てと適切な治療をすれば、ちゃんと治ります。

もし、外側大腿皮神経痛の症状でお困りであればご相談ください。



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